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グルカゴンの反乱。糖尿病の新しい評価から考える低糖質食の可能性

これまで『停滞期の原因を「消化」「吸収」「代謝」「排泄」の順番で解説して来ました。第10記事目の今回は「排泄(腸内環境)」です。前回の「停滞期打破 便の色からわかる腸内pH調整方」に続き、「糖尿病の病理から知る低脂質減量法の可能性」について解説していきます。

これまで過去9つの記事に渡って、停滞期(体脂肪が減らない原因)を「インスリン感受性の低下」として説明してきました。今回は、過去の知見全てが解決の糸口を見なかった場合…。つまり「インスリン感受性に問題がなかった場合」について考えます。

万策尽きたように見える状況の次の手段として「グルカゴンのコントロール方法」を解説していきます。

糖尿病とは、血糖値が高いままで、下げられない病気です。【インスリンの分泌量や、効きに問題があって血糖値を下げる事ができない病気だ。】これが一般に知られている解釈でした。

しかし、【血糖値を下げる力】の問題ではなく、【血糖値を上げる力】が過剰で血糖値を下げられていない。という背景が注目されています。

持病がない方にとって、糖尿病治療はあまり興味が湧かないかもしれません。しかし血糖値コントロールは、ダイエットでも健康作りでもとても重要です。

体脂肪燃焼は「血糖値をコントロールすること」から始まります。特に脂肪が燃焼する瞬間はエネルギーが必要な時ですから、血糖値は比較的低い状態が好ましいのです。

しかし、血糖値を上げるホルモン(グルカゴン)の過剰分泌が原因で血糖値が高いままだと、インスリンが分泌されてしまい、脂肪効果が相殺されてしまいます。

グルカゴンは本来体脂肪を燃やす機能もあるので、一見すると過剰分泌はダイエットには好都合のように受け取れます。

ですが、なかなかそうのいかず、血糖値が高く保たれてしまう状況はダイエットにおいて良いことではありません。

少しややこしい話になりますが、グルカゴンの影響でインスリンが余計に分泌されると、インスリンは筋肉ではなく脂肪に栄養を送ろうとしてしまう性質があります。そして、インスリンとグルカゴンは互いに分泌を抑制し合う関係にあるものの、グルカゴンはインスリン抵抗性や血糖値の高さに比例して分泌量が増えてしまう性質があり、互いが過剰分泌してしまう事があるのです。

したがって血糖値がコントロールできない。痩せない。と言う構造が成り立ってしまうのです。

このように血糖値のコントロールができずにいると、ダイエットが上手く進まない状況が起きます。糖尿病にまで悪化が慢性するとあらゆる組織が糖化ストレスにさらされ、網膜症や腎不全、神経障害などの合併症が起きてしまうのです。

では、どうするとグルカゴンの過剰分泌を抑える事ができるでしょう?

グルカゴンはGLP-1によって抑制することができます。
GLP-1とは小腸で合成されるホルモンで、食物繊維と亜鉛の摂取を心がけると良いでしょう。また、短鎖脂肪酸に反応すすのでバターなども「少量」であれば有効です。

グルカゴンが原因でダイエットがうまくできない場合、インスリンも過剰に分泌されているため、脂質や糖質の摂取はそれぞれ過剰にならない注意が必要です。GLP-1が食物繊維で合成される性質上、低脂質、中糖質、低GI、高タンパク質なダイエットが良いでしょう。玄米や大麦、さつまいもなどを主食とするダイエット方法が有効です。

低脂質ダイエット、低糖質ダイエットそれぞれの効きには個人差があります。これは腸内環境の差、遺伝の差それ以外にも、積み重なった食生活によってホルモンの分泌が後転的に変わってしまった要因など、様々です。

色々なダイエットがありますが、ぜひあなたに会うダイエット方法と生活習慣改善、体質改善を一緒に築いていきましょう!

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