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痛風について

成人男性に多い生活習慣習慣病の一つとして「痛風」が挙げられます。

痛風とは、高尿酸血症が原因で起こる急性関節炎のことです。

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が高い状態になってしまうことで、体の中で生成される尿酸量が過剰になる「尿酸合成過剰型」と、排泄される尿酸が低下する「尿酸排泄低下型」、この両者の「混合型」の3種類に分かれております。

薬を使用する場合は、上記3つのタイプによって使い分けられます。

血清尿酸値が7.0mg/dl以上になると、高尿酸血症と診断されます。

ただ、尿酸値が基準値を超えていても、必ず痛風になるわけではありませんが、リスクは高まるようです。

高尿酸血症の方は、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病と合併しやすいので、動脈硬化に注意が必要です。

1番はじめにお伝えしたように痛風患者は、成人男性に多く、患者様の9割は40〜50代の男性との事でした。

かと言って女性は心配する必要が無いわけではありません。

女性の場合、閉経後に発症しやすくなるそうです。

痛風の治療は、発作がある場合、痛みを抑えるために薬を使用しますが、基本的には生活習慣の改善と食事療法を行います。

肥満の方は、摂取エネルギーを適正にし、BMIの標準体重を目標に減量をしていく必要がありますが、無理な減量で急激に体重を落とすと、かえって血清尿酸値を高めることになるので注意が必要です。

その他の生活改善としては、

・野菜を十分に食べる

・アルコールを控える

・食塩の多い食品は控える

など、過去にご紹介した生活習慣病の対策と同じです。

ただ、痛風に関しては、

・プリン体を多く含む食品を控える

・水分を十分に摂取する

という2点も重要になります。

肉や魚の内臓など、プリン体を多く含む食品は体内の尿酸量を増やしてしまう恐れがあります。

プリン体の摂取量の目安としては、1日400mgとされております。

また、水分をしっかりと摂取する事で尿酸の排泄量を増加させる事が出来ます。

その際には、糖分やカロリーの高いジュースではなく、水やお茶がおすすめです。

−プリン体を多く含む食品−

(100g中の含有量)

・とても多い(300mg以上)

鶏レバー、真イワシ干物、いさき白子、あんこう肝

・多い(200〜300mg)

豚レバー、牛レバー、カツオ、真イワシ、大正えび、真あじ干物、さんま干物

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