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空腹感と満腹感の仕組みについて

今回は、人はなぜ空腹感や満腹感を感じるのかという点についてお伝え致します。

人の空腹感と満腹感は、脳の視床下部にある食欲の中枢が起こしていて、2つはシーソーのような関係にあり、片方が活発になるともう片方が抑制される仕組みになっております。

これらの中枢を活発にしたり抑制したりするのは、主に血液中のグルコース濃度(血糖値)と脂肪酸濃度です。

まずは、空腹感が起こる仕組みですが、空腹感は血糖値が下がってきた時に感じます。

食事から時間がたつとグルコースが消費されて血糖値が下がってきます。

するとグルコースの代わりになるエネルギー源を全身に供給するため、皮下脂肪が分解されて脂肪酸が血液中に出てきます。

これらの変化が視床下部の摂食中枢を刺激して活発にし、空腹感が起こります。

逆に、満腹感を感じるのは血糖値が上昇した時です。

食事をすると血糖値が上昇し、脂肪酸濃度は低下します。

これらの変化は、視床下部の満腹中枢を刺激して活発にし、満腹感を起こします。

また、血糖値が上昇すると膵臓のランゲルハンス島から血糖値を下げる働きをするインスリンが分泌されますが、インスリンは脂肪細胞を刺激してレプチンというホルモンを分泌させる働きもあります。

そしてこのレプチンには摂食中枢を抑制する作用があり、その結果食欲が低下するのです。

なので、食事以外でもこのレプチンの働きをコントロールすることで空腹感を抑える事が出来ます。

例えば、睡眠不足やアルコールの摂取は、レプチンの分泌量を減らしてしまう事が分かっております。

また、運動をすることによってグレリンという食欲を増進させるホルモンの働きを抑え、レプチンの働きを高めることも効果的です。

その他にも、食事の際によく噛んで20分以上かけてゆっくりと食事をする事でレプチンがより多く分泌されるので食べ過ぎを防ぐことが出来ます。

このように、空腹感や満腹感を感じる仕組みを理解し、出来る限りのコントロールをしていく事でボディメイクをより効率的に進める事が可能です。

ぜひ日頃の生活でも意識してみてください!

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