X
E
F
F
A

Blogブログ・メディア

【腰痛や体の硬さは内臓から?】

突然ですが、「体力」がどのように提示されているか、皆さんはご存知でしょうか?

日々トレーニングを通して体と向き合っていると、日常のあちこちで「体が軽く感じる」「息が上がらなくなった」と体力が増えていることを実感すると思います。

さて、私たちが普段何気なく使う「体力」という言葉は厚生労働省が【健康づくりのための運動基準2006~身体活動・運動・体力~報告書】で記されています

体力とは、「身体活動を思考する能力に関連する多面的な要素」として定義されていて…

①持久力
②筋力
③バランス能力
④柔軟性
⑤その他(敏しょう性など) と定義されています。

今回はその中でも「柔軟性」について筋肉以外の、ある意外な視点から向上させることができる。といったお話をいたします。

「筋緊張と内臓痛」

柔軟性と「筋肉の伸縮性」の関係はとっても大切です。筋肉の伸縮性は、大きな動作が伴う種目を日々行なっていると向上してきます。柔軟性は、ストレッチだけでなくトレーニング中の動きの大きさでも作ることができるのです。

股関節を例に考えてみましょう。
大きく開脚する運動を反復すると、筋肉は徐々にその運動に適応してきます。大きく足を開き、筋繊維がストレッチされた状態でも力が入りやすくなってきます。すると、不安定な体勢でも踏ん張れるようになってきます。結果、全身の安定性が向上します。

体の安定性が向上してくると、無数の筋繊維のうち、一部余計な力みを生じさせていた部位の緊張が解けたり、筋肉の成長に伴ってコラーゲンやヒアルロン酸の再合成が進むので筋肉が伸縮しやすい構造に変化してきます。

こんなふうに柔軟性は「運動」で向上するのですが、前述の「筋繊維の余計な力み」が一向に改善しないケースがあります。実は、内臓に原因がある場合があります。

例えば、暴飲暴食や飲酒によって脂肪肝や炎症が起きている事例を考えます。肝臓の直上には横隔膜という筋肉があるのですが、肝臓の炎症が広がると、横隔膜に到達することがあります。横隔膜に炎症が伝播すると、筋肉が緊張しやすくなるため、横隔膜の伸縮性が低下してしまいます。

横隔膜は呼吸や股関節など、体の柔軟性や自律神経系に広く影響する重要な器官です。

「柔軟性」というと、関節周辺の筋肉を意識するのが一般的ですが、実は筋肉の力みが内臓のコンディションや自律神経に影響されていると考えることもできるのが運動と食事の面白いところです。

内臓脂肪や便秘、胸焼けなどがない体つくりを目指すことで、横隔膜以外にも、小腸や膵臓、腎臓など多くの内臓性の炎症を小さく抑えることができるようになってきます。

体力というと運動第一な印象がありますが、体は食べたもので作られています。ぜひ食事もセットで内臓から元気に。健康の土台を作っていきましょう!

パーソナルトレーニングジム AFFEX(アフェックス)重田大吾

Back

Contact and Accessお問い合わせ・アクセス

住所
東京都港区北青山三丁目5番23号NOI Omotesando3階