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【運動する女性と貧血について】

女性に多いとされている「貧血」。厚生労働省の調査によると、20歳以上の女性のうち、貧血の基準値を下回っている人は13.5%、約10人に1人は貧血といわれています。

▪︎貧血とは

貧血とは、血液中の赤血球や、酸素の運搬を担うヘモグロビンの量が少ない状態をいいます。何らかのカラダのトラブルにより、カラダに十分な酸素を届けることが出来ず、酸欠になっている状態であり、立ち眩みや息切れ、めまい、頭痛、倦怠感、疲労感などの症状が起こります。

また運動への影響として、酸素運搬能力が低下することから、特に有酸素能力・持久力の低下がみられ、記録に伸び悩んだり、パフォーマンスの低下に繋がる可能性があります。

▪︎隠れ貧血の可能性も

近年では、ヘモグロビン値が正常であっても、鉄の不足がみられる「潜在的鉄欠乏症」、いわゆる“隠れ貧血”の人も増えていると言われています。

私たちのカラダには、ヘモグロビンをつくっている鉄に加えて、“貯蔵鉄(フェリチン)”と呼ばれる予備の鉄があります。

ヘモグロビン値には異常がなくても、貯蔵鉄(フェリチン)が 不足していることもあるのです。検査では貧血と診断されていなくても、貧血のような症状を感じるときには特に、栄養摂取を心がけてみましょう 。

▪︎貧血の原因

・出血などによる鉄の損失

貧血では、汗としての鉄の損失や、激しいトレーニングによる消化管からの出血、足裏の衝撃による溶血などにより、過剰に失われる鉄分に対して、補給が追いついていないことが原因とに考えられます。

こういった状況は、積極的に運動をする人でも同様に考えられること、さらに女性の場合は月経による出血も加わるため、運動をする女性では特に鉄の損失が多い可能性があります。

・鉄の摂取量の不足

日本人の食事摂取基準(2020年度版)における1日の鉄の推奨量は、15~49歳女性(月経あり)で10.5gとされています。

日頃から欠食がある人や、減量などの食事制限、激しい運動による食欲減少など、食事が十分に摂れていない場合、カラダに必要な鉄も不足する可能性があります。

▪︎貧血予防のための栄養補給

貧血を防ぐためにも、ヘモグロビンの材料となる鉄とたんぱく質を十分摂ることと合わせて、鉄の吸収を高めるビタミンCや、造血に関連するビタミン(ビタミンB₆、B₁₂、葉酸)を不足させないことがポイントです。

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