ビタミン様物質について
今回は、多くのサプリメントなどにも利用されている「ビタミン様物質」についてご説明致します。
ビタミン様物質とは、ビタミンに似た動きをしたり、ビタミンの働きを助ける作用のある成分の総称です。
ビタミンの働きに似ておりますが、ビタミンとは認められていない成分です。
しかし、ビタミンPやビタミンUなど歴史的に誤ってビタミンと名づけられたものもあります。
ビタミンは、現在13種類が認められておりますが、ビタミン様物質のビタミンとの大きな違いは、その多くが体内で合成出来るため欠乏症が明確になっていない点です。
そのため、ビタミンとしての定義を満たしておらず、ビタミン様物質と呼ばれているのです。
ビタミン様物質の機能性成分はまだ研究段階ですが、抗酸化作用や生活習慣予防、免疫力向上など生命維持に重要な役割を果たす成分が多く、すでに医薬品やサプリメントとして利用されているものもあります。
過剰摂取に関しても基本的には、ほとんど問題がないとされておりますが、ビタミンやミネラルに比べるとまだ十分にデータが得られていないのが現状です。
安全面を考慮すると、特に妊娠中や授乳中の方は、大量摂取を控える事をおすすめ致します。