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「体幹」で必要な「横隔膜」と「骨盤底筋群」

前回は呼吸と「横隔膜」の重要性について解説しました。
今回は「横隔膜」と「骨盤底筋群」による「体幹の安定性」について解説させて頂きます。


「骨盤底筋群」とは骨盤の底(恥骨、左右の坐骨、尾骨の間のエリア)に広がる筋肉群です。
お腹の中にある内臓を支えるハンモックのような役割をしたり、骨盤の安定性を保ちます。

横隔膜と骨盤底筋は上下で平行して向かい合い、連動しています。

横隔膜と骨盤底筋が、正しい位置関係にあれば同じ動きをするようになっています。

つまり、息を吸って横隔膜が下がっている時には骨盤底筋も下がり、息を吐いて横隔膜が上がっている時には骨盤底筋も上がります。

骨盤底筋を上げるということは、リラックスができているということです。
普段はリラックスをしていて必要な時にピンと張るのが理想の状態です。

しかし骨盤底筋が上がっているかは、横隔膜と同じように感覚としてなかなかわかりません。

骨盤底筋も横隔膜と同じように、ちゃんと息を吐ければ自然と上がるようになります。

「骨盤底筋群」と「横隔膜」が上下で向かい合っているような状態を作ることができれば、体幹がきちんと機能します。

例えば反り腰でお腹が出ていたりすると、横隔膜と骨盤底筋群は向かい合うことができず、横から見ると、開いたハサミのような形になり、体幹は上半身と下半身からのエネルギーを繋ぐことができません。

猫背の姿勢で骨盤自体が前に出てしまうと、平行ではあっても前後にずれているので、バランスの崩れた状態になってしまいます。

1つの面だけではなく、正面、横、水平面から見て横隔膜と骨盤底筋群が向かい合っている状態が理想です。

実践することは難しいですがそのようなイメージを持つことが大切です。

「横隔膜」と「骨盤底筋群」が向かい合うことにより、可動性があり安定性のある身体になります。
これが「体幹」が機能した状態であり、これにより自分の身体を効率よく使えるようななります。

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