幸せホルモン『セロトニン』とは
最近よくメディアでも取り上げられている幸せホルモン『セロトニン』
皆様も一度はお聞きになった事があるのではないでしょうか?
セロトニンはダイエット、ボディメイクにも非常に大切なホルモンとなっております。
今回はそのセロトニンについて詳しくお話ししていこうと思います。
『セロトニンについて』
腸内や脳内で分泌されるホルモンことで「ノルアドレナリン(神経を興奮)」や「ドーパミン(快感を増幅)」と並び、感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係する三大神経伝達物質の一つです。
しっかりと分泌されている事で「ストレスや不安の解消」「やる気アップ」の他、「よく眠れる」「スッキリ起きられる」という効果があり体調を整える作用がある為、ストレスに対して効能のある脳内物質です。
ダイエット、ボディメイクを行なっていく中で体調が整った状態と言うのは非常に重要とされ、「質の高いトレーニングができること」「朝からポジティブ且つ、活動的に一日を過ごすことができること」様々なメリットがあります。
体調が整っていると言うことは代謝も高い状態が保たれると同義であること。結果、消費カロリーも多くなり太りづらい体へと繋がると言えるでしょう。
『セロトニンを生成する為には』
上記のように分泌される事でかなりメリットのあるセロトニンですが自然に分泌させる幾つかの方法があります。
その方法もご紹介して参ります。
①リズミカルな運動
リズミカルな運動とは、簡単にいえば一定のリズムを重視した運動のことです。
例えば、食事の際の咀嚼、ウォーキングやジョギング。
このような行為でも20分以上続けていると脳内のセロトニン濃度が高くなるのです。
ただし、リズミカルな運動には効果的な運動継続時間があります。
どの運動の場合でも開始5分後~セロトニン濃度が高くなり、20分~30分でピークに達します。
ウォーキングや軽いジョギングにはセロトニン神経系の活性化作用がありますので、是非参考にして頂ければ幸いです。
②太陽の光を浴びる
日光浴は網膜を刺激して直接セロトニンを活性化させると言われております。
部屋の光でもいいのでは?と考える方もいらっしゃると思いますが、部屋の光りでは太陽の光に到底及ばず、部屋にこもって電灯がついていてもセロトニン神経の活性化にはならないのです。
屋内でも屋外でも大丈夫なので、部屋のカーテンを開けて直接日の光を入れることが大切なのです。
起床時からセロトニンの分泌が始まり、起床直後から10分~30分程度の日光浴が望ましいとされています。
③トリプトファンを摂取する
セロトニンは必須アミノ酸の一つであるトリプトファンから合成されますので、トリプトファンを摂ることでセロトニンが作られやすくなるとされています。
ただし、トリプトファンは体内で生成できないので、食事から摂らなければなりません。
多く含まれる食材としては豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類などと言われています。
バランスよく食事をすることで、必要とされるトリプトファンは摂取できるでしょう。
④人とスキンシップをとる(グルーミング)
グルーミングとは、一般的には猿の社会で行われる「猿の毛づくろい」として知られていますが、それを人間社会に例えると「人と人とが近い距離で触れ合うこと」になります。
スキンシップをする事によりオキシトシンというストレスを癒してくれる物質が分泌されます。
このオキシトシンはセロトニン分泌を誘発してくれると言われております。
ですので、直接のスキンシップはもちろんの事、ゆっくりとおしゃべりをする事や一家団らんで過ごす心の触れ合いも、オキシトシンを分泌させる事に効果的と言えるのではないでしょうか。
『セロトニンが不足すると』
セロトニン不足になるとストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になりうるとも言われており、セロトニンは精神面だけでなく、消化や排便、体温調節など、体の体調に関する様々な働きに関わるとされています。
規則正しい生活(食事、運動、日光浴)を送る事でセロトニンの分泌量は増えるとされます。
ですが、簡単に規則正しい生活といっても人によりそれぞれの環境があるので生活を変える事は難しいですね。
おすすめは、いつもより30分早く起きて日光浴をしながらリズミカルなウォーキング、ランニングをする事です。
実際に行っている個人の感想としましては、朝に脳が目覚め一日を晴れやかな気分で過ごす事が出来ます。
この記事を参考にして頂き、皆様の人生が好循環且つ、生産性の高い日常生活を送れる一助になれば幸いです。