筋肥大のためのトレーニング~広背筋~
今回は、広背筋を効率よく肥大させていくためのトレーニングについて、お伝えさせていただきます。
以前、筋繊維の形状の違いや速筋と遅筋のどちらが優位かで、どのようなトレーニングが筋肥大に効率的かをお伝え致しました。
今回も、筋繊維と形状と性質に着目して、どのようなトレーニングが効率的かを考えていきたいと思います。
広背筋は、大胸筋と同じく「紡錘状筋」であります。
紡錘状筋とは、筋繊維が全て平行かつ直線的に並んでおり、パワーは弱いが短縮スピードが弱いのが特徴です。
また、速筋と遅筋の割合は、速筋49:51遅筋とほぼ変わらないがわずかに遅筋が優位となっております。
その為、広背筋は低重量×高回数で行う事が効率的であると言えます。
こちらもフェーズや目的、種目によっても差はございますので、ご自身でメニューを作成する際は、一度トレーナーにご相談いただければ幸いです。
広背筋を鍛える代表的な種目として、ラットプルダウンが挙げられます。
ラットプルダウンは、低重量で行うことでエキセントリック動作(筋肉を伸展させる動き)をより丁寧に大きく行う事が可能になります。
ただ、ラットプルダウンは高重量を扱っても関節に負担のかかりづらい種目です。
トレーニングのマンネリ化を防ぐためにも、高重量を扱う日を取り入れることもおすすめ致します。