筋肥大のためのトレーニング~三角筋~
今回は、三角筋を効率よく肥大させていくためのトレーニングについてお伝えさせていただきます。
まず、三角筋の筋繊維の形状ですが、中部が「羽状筋」、前部と後部が「紡錘状筋」となっております。
なので、中部と前部後部でトレーニングの仕方を分けていく事が効率的であると言えます。
そして、筋繊維の性質は、
速筋繊維 43:57 遅筋繊維
と遅筋繊維が優位となっております。
これらの事から、それぞれの部位に対してどのようなトレーニングが効率的かを考えていきたいと思います。
三角筋中部に関しては、羽状筋という事なので今までお伝えした大胸筋や広背筋とは違った形状になります。
羽状筋は、斜めに筋繊維が配置されているので、紡錘状筋に比べて筋繊維の数が多いです。
そのため強い力を発揮出来るのが特徴です。
よって、羽状筋である三角筋中部に関しては、高重量×低回数のトレーニングが効率的であると考えられます。
ただ、遅筋繊維が優位であることも考えると低重量×高回数のトレーニングを組み合わせる事も効果的です。
では、三角筋前部と後部はどうでしょうか?
前部と後部に関しては、大胸筋や広背筋と同様に紡錘状筋であるため、強い力を発揮しにくいのが特徴です。
遅筋繊維が優位であることも考えると低重量×高回数のトレーニングが最適であると言えます。
このように三角筋に関しては、場所によって筋繊維の形状が異なる部位です。
同じ肩のトレーニングでも、この形状の違いを理解しながら行うことで、より効率よく筋肥大を狙う事が出来るかと思います。
もちろん、三角筋に関しても刺激が一定になりすぎることは良くないので逆の刺激を与えていくことも効果的なので、定期的に取り入れていくことをおすすめ致します。