GABAとは?
皆様、「GABA」という成分を聞いたことはあるでしょうか?
近頃は、コンビニやスーパーなどでもGABAが配合された商品が出ております。
では、GABAとはどんな働きをする成分なのでしょうか?
GABAは「γアミノ酪酸(gamma amino butyric acid)」のことで、英語の頭文字を取ってGABA(ギャバ)と呼びます。
これは主要な抑制性の神経伝達物質であり、集中力の増加や脳の興奮を抑える働きがあります。
ドーパミンなどの過剰分泌を防ぎ、リラックス効果を高める事で集中力を高める事が出来ます。
ある種の睡眠薬はGABAの働きを強めることによって、睡眠を深くしてくれます。
また、高血圧の改善にも働きかけてくれます。
GABAは交感神経の亢進を抑え、血管の収縮に働くノルアドレナリンの分泌を抑えることにより、血圧を低下させると考えられております。
ただしGABAは血液脳関門(blood brain barrier)を通過することが出来ません。
これは、GABAを口から入れたとしても、脳の中に入り込む事が出来ないということです。
なので、GABAの効果を最大限に得るためには脳の中でGABAが自然に作られるようにしてあげないといけないのです。
その際に重要になるのがビタミンB6です。
GABAはグルタミン酸から作られますが、このときにビタミンB6を必要とするのです。
しかし、GABAをサプリメントや食品から摂取することで、集中力が増したり、睡眠の質が良くなると言った声もよく聞かれます。
GABAは脳には入らなくても、抹消で作用することによりリラックス作用を産み出すという事も考えられております。
就寝30分前にGABAを100mg摂取することにより、入眠までの時間が半分になり、深い睡眠であるノンレム睡眠に至るまでの時間が短くなったという結果が出ています。
また、ノンレム睡眠の時間自体も長くなり、起床時の目覚めも良くなったとの報告もございます。
なので、寝つきが悪い、休んでも疲れが取れない、集中力が上がらないと感じる方はぜひGABAが豊富なサプリメントや食材を取り入れてみてくださいませ。
-GABAが豊富な食品-
・チョコレート
・発芽玄米
・キムチ
・納豆
・じゃがいも